国立音楽大学卒業、東京藝術大学大学院音楽研究科修了。ウィーン音楽大学指揮科に学ぶ。指揮をU.ライオヴィッツ、山岡重信、高階正光、和声を新実徳英、ユーフォニアムを三浦徹、大石清、トロンボーンをK.ヤイトラー(ウィーン・フィル)の各氏に学ぶ。2002年に新しいコンセプトによる金管楽器のグループ「アンサンブル・ペガサス トウキョウ」を結成し、これまで国内での定期演奏会の他にチェコ、オーストリア、ノルウェー、スウェーデンで数多くの音楽祭等に招かれる。ヨーテボリ大学とオスロ音楽院では「古楽奏法」に関する公開セミナーも行った。2008, 2012および2014年にはアンサンブル・ペガサス トウキョウでドイツ演奏旅行を行ない、好評を博した。2007年、ルーマニアのバカウ市立管弦楽団(M. ヨーラ・フィルハーモニカー)に招かれ定期演奏会および特別演奏会を指揮した。東京ウィンド・シンフォニカ(在京プロ演奏家による吹奏楽団)では既存の吹奏楽作品の演奏にとらわれず、ゴセック、フンメル、M.ハイドン等の作品を当時の楽器を取り入れて、古楽奏法を用いて演奏し注目を集めている。吹奏楽のために書かれた現代の作品としては新実徳英:「神はどこに?」(2016.9)を初演した。またウインドギャラリーから刊行されているJ.シュトラウス・ファミリーの編曲作品の一部は、ザルツブルク音楽祭においてウィーン・フィルのメンバーを含む演奏団体によって演奏されている。
非常勤講師として、2024年3月まで長年にわたり国立音楽大学で指揮法や吹奏楽を担当した。
現在、東京学芸大学特任教授
東京ウィンド・シンフォニカ音楽監督、アンサンブル・ペガサス トウキョウ代表
著書:新版『学ぼう指揮法 Step by Step 』(アルテスパブリッシング刊)
『ブルクミュラーで指揮法入門』(アルテスパブリッシング刊)
CD:”A Flourish of Brass”「ブラスの花束」( Musica Residiva, Sweden: MRSDCS-019 )
山本訓久編曲/指揮 アンサンブル・ペガサス トウキョウ
「ホルスト:組曲第1番(原典版)ほか」(Cryston OVCC-00083 )
山本訓久指揮 東京ウィンド・シンフォニカ
吹奏楽編曲:J.ブラームス:11のコラール前奏曲より、L.v.ベートーヴェン「軍隊行進曲ニ長調」、R.シュトラウス「祝典行進曲」、J.シュトラウス「美しく青きドナウ」「ハンガリー万歳!」「アンネン・ポルカ」「クラプフェンの森にて」、J.シュトラウス(父)「ラデツキー行進曲」「愛すべきアンネン・ポルカ」、ヨーゼフ・シュトラウス「とんぼ」「鍛冶屋のポルカ」F.レハール「金と銀」K.M.ツィーラー「ウィーン市民」ほか多数。(出版:ウインドギャラリー)